食品開発に進化と安心を。
NHP加水分解物
にできること。

NHPの加水分解技術は、食材を中心とした様々な素材を独自の方法で分解することで、素材に元々なかった機能を持たせ、食品開発のニーズに応える原材料に加工する技術です。地球の恵みを活かし、無理な合成や抽出は行いません。様々な原材料をNHP加水分解物に置き換えることで、食品開発や製造を進化させ、食に新しい可能性を生み出します。

1

菌数を抑えて利用できる

加水分解処理の過程で芽胞菌を含め、殺菌。ほぼ無菌化するため、菌数が問題で利用できなかった食品にも活用できます。

2

栄養・風味を保持

素材の栄養を保持できる加工のため、風味・甘味・うま味なども強く感じられます。そのため使用量を少量に抑えることができます。

3

品質保持

老化防止剤として
増粘剤・乳化剤の代替えに

不溶性素材でも水溶性にできるため、素材の物性を変化させ、品質保持や食感・食味の改良に役立ちます。

4

発酵過程を時短

発酵時間が短縮できるため、醸造・発酵食品の製造時間が短縮できます。

食品への利用例

様々な機能を持ちながらも「添加物」表示ではなく「食品素材」として表示できるNHPの加水分解物は、すでに多種多様な加工食品に使われています。
代表はお米の加水分解物。米やもち米を分解した粉末素材は、風味がどんな食品とも なじみやすいため、幅広い食品に活用されています。

乳化剤の代わりに

NHPの技術でもち米を加水分解した粉末は、シュガーエステルという乳化剤と同等の機能を持っています。化学処理は行わず、高温・高圧処理のみで加水分解するため、「米粉」または「もち米粉」という食品の表示で使えます。

パンや
ドレッシングなどに

増粘剤の代わりに

お米をNHPの技術で加水分解した粉末は、キサンタンガムやグァーガムなどの増粘剤と同等の機能を持っています。「米粉」と表示できます。

カップラーメンの粉末や
粉末青汁などに

老化防止剤として

NHPの加水分解技術で分解したお米の粉末は、老化防止剤としても使えます。経時劣化でごはんやパンなどが硬くなる再結晶化を抑制。原材料にプラスすることで、食品の品質保持に役立ちます。「米粉」と表示できます。

パンやどら焼き、
パウンドケーキなどに

うま味・甘味アップ

NHPの技術で穀物や野菜、昆布、鰹節などを加水分解すると、それぞれの素材が本来持つうま味や甘味、香りをしっかりと引き出した粉末ができるため、砂糖、化学うま味調味料(MSG)や人工甘味料といった食品添加物の代わりとしても使えます。

だし醤油や
キャンディ、米菓などに

NHP独自の
加水分解技術とは?

※化学薬品処理は行いません

NHPの加水分解技術は、「熱分解」と「圧力・せん断による物理的分解」をメインに、場合によっては「酵素分解」を組み合わせる、独自の分解技術です。

食品原材料分野で近年一般的な加水分解といえば、酸分解、熱分解、酵素分解の3種類を組み合わせたものですが、NHPでは酸分解は行わずに分解する独自の技術を用います。米、小豆といった農産物や水産物などの素材を、目に見えない分子レべルで分解。食品開発の課題を解決する様々な機能を持った、粉末状の加水分解物に加工します。
短時間で分解できて、しかもケミカルフリー。無酸素・無排水状態で行うため、栄養と風味を保持するなど、様々なメリットもあります。

一般的な加水分解とは?

化合物が水と反応して起こる分解反応…高校の化学の授業で習う「加水分解」は、食品製造の分野で大昔から利用されてきた化学反応です。
例えば、昔ながらの醤油づくりやお酒づくりも、発酵という、たんぱく質やでんぷんが菌の力を借りてゆっくりと加水分解していく反応を利用したもの。
そして、産業の進歩した現代では、酸分解、酵素分解などの技術を組み合わせ、スピーディーに加水分解を行う技術が発達しています。
しかし、昔ながらの方法では分解に時間がかかり、現代の一般的な加水分解技術では化学処理を行うための設備に大きなコストがかかるなどの側面がありました。

NHP加水分解のプロセス

  1. 1

    素材を粗粉砕し
    加水する

  2. 2

    熱と圧力を加えながら
    分子レベルで断ち切る
    (連続式加水分解工程)

  3. 3

    乾燥・粉砕し
    パウダー状に

提携工場

国内外にひろがるNHPの提携工場です。NHPと業務提携を結んだ様々な企業の食品工場で、多種多様な農産物・水産物から目的に合わせた加水分解物がつくられています。

提携工場・ユーザークローズアップ

NHPでは、NHPの加水分解設備を導入していただいた様々な提携工場に技術指導員を派遣。技術サポートを行なっています。

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他分野への応用

NHPの加水分解技術は、食品だけでなく、バイオリファイナリーや化粧品など、幅広い産業分野への応用も可能です。
様々な素材を低分子化することでひろがる、未来の可能性を探求しています。

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